北海道医療大学歯学部同窓会 北海道支部連合会 札幌支部主催 飯嶋雅弘教授就任記念講演会
平成31年3月9日(土)午後5時よりプルミアホテル中島公園札幌にて昨年、10月に本学歯学部矯正講座の教授となられた飯嶋雅弘先生(本学10期卒)の教授就任記念講演会が札幌支部主催で開かれました。正式講座名は北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野です。
「スケレタルアンカレッジを用いた矯正治療」と題しての講演はインプラントのアンカー矯正のプロセスと結果、そして幾つかの症例、加えて第三大臼歯と前歯の関連性、第三大臼歯の萌出、永久歯の先欠と第二乳臼歯の寿命などいろいろなスライドを交えてのものでした。改めて大きな可能性を秘めた矯正治療の進化が分かりました。
最近の本学矯正学講座は学生たちの人気がとても高く、多くの医局員と大学院生が在籍しております。
人が増えることは活気が増しとても良いことだと思います。しかしその反面、人が増えることで一人ひとりの望みを的確に叶えることが難しくなることも事実です。
組織を運営をしていく上で「人材」が「人財」となる環境を創ることが重要となっている昨今、飯嶋先生におかれましては各人の成長を支え、成果が上がる取り組みをしっかりしてくれていることは本当に有難く思います。
この前日に開かれた歯学部謝恩会でも、飯嶋先生に学生たちから国試的中賞が贈られましたが、教育にもしっかり向き合い、未来を創る学生たち並びに若い医局員を導いてくれていることはとても嬉しいことです。
加えて今後、臨床の面でも審美、機能の調和を求める意識の高い患者さんがさらに増えることで飯嶋先生率いる矯正学チームへの期待はさらに高まることでしょう。
教育、臨床、研究いずれも重要なものでやらなければならないことが多く非常に大変かと思いますが、そこは持ち前の頑張りで、学生の幸せの為そして学部発展の為お力添えいただければ幸いです。
これからの飯嶋先生のさらなるご活躍と矯正学講座のご発展を心からお祈りし記念講演会の報告と致します。
蓑輪隆宏
謝恩会での飯嶋先生